震災現場や山間部での災害現場等、重機を持ち込むことが極めて困難な場合が多々あります。また、視界が確保できなければ被災者の捜索作業は中断されるか、スピードダウンを余儀なくされます。一刻を争う場合には致命的ですがこの照明の必要性に対する認識が足らないと思います。
そこで、鏡面バルーン(直径1メートル程度で良いと思います)を上げて、この位置を最低2本のワイヤで複数箇所(最低3カ所)で決めます。バルーンの位置は必ずしも照明が必要な場所の真上である必要はありません。アンカーポイントは重機搬入が可能な安定した地点を選びます。
鏡(バルーン)を上げることができたら、サーチライトを使って任意の現場を照明できるようになります。鏡が凸面鏡で反射光が発散しますので、サーチライトからの光はできるだけ鏡面に集光する必要があります。したがって、サーチライトの集光レンズのフォーカスポイント可変のものが最適ですので、存在しなければこれも開発します。このように鏡(バルーン)を一度上げてしまえば、副数台のサーチライトを用いて任意の複数地点の照明が可能となります。もしかすると、鏡面よりも乱反射する素材を用いて低く上げる方が効果的かもしれません。また、より明るくしたい場合は、複数箇所から任意の一地点を照明することによって可能となります。実際には、風でバルーンがぷるぷる震えますので、上下、あるいは、水平3点で「固定」すると良いでしょう。さらに、この方法であれば、強力なサーチライトやレーザーを使えばかなり遠くからでも夜間照明が可能です。現場付近まで持ち込むのは小さなHeガスボンベ(アルミ製)、ウインチ、アンカー金具、それに、たたんだバルーンのみ。風雨が強い時の対応は皆さん知恵を絞ってください。
レスキュー隊、自衛隊の皆さん!!!
Act now!!!
Nothing is more important than saving lives.