じじ日報

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音(おと)引き辞書を創ろう
 Kanata」というイヌイットの言葉があります。カナダの国名の元となった言葉です。Kanataは"settlement"とか "village"を意味する言葉で、いわゆるカタカナ読みでそのままの音のようです。また、CanadaにはKanataという小さな町もあります。「かなた」と云うと、我々にとっては「彼方」。彼方は、辞書の意味はともかく「遠くの場所」の意味ですね。イヌイット(Inuit: "people"の意)の人たちのことはよく知りませんが、むりやりイヌイット語(Inuktitut)を日本語と関連があると解釈してあてると、「戊亥人」、すなわち「北西の人」ですか。たしか戊亥の方角は歴史的に変化しているとのこと、「北の人」ということかもしれません。

 

 かつて人類は地球上を移動しました。氷河期の到来により食料を求めて移動したとかの説があると思います。本当の理由はともかく、もしだんだん寒くなってきて食糧難になってきた集落に住んでいるとすると、話し合いをするでしょう。どれほどの言語体系を持っていたかは不明ですが、意見が分かれて村に残るグループと移動するグループができたかもしれません。すると、「ここ」と「むこう」、「方角」、また、「距離」の概念があれば、彼らの間で「しめしあわせ」ができますね。イヌイットはもともとエスキモーと呼ばれていた人たちのことですが、調査によれば日本にも住んでいた先住民がアラスカから北米大陸に移動したといわれています。彼らの顔立ちは驚くほど私たちと似ています。トーテムポールなど目に見える部分の文化もアイヌの人々のものと共通しますね。

 

 現在の言語における意味が当時の意味を具体的に反映しているとは限りません。記述言語を持たない文化の場合、「音」のみがたよりですが、後世になって別の記述体系が出来上がる、あるいは、「輸入」された場合「当て字」をすることになります。この「当て字」がくせ者で、更に後代になると音の模倣のみであった当て字が元々の意味を持っていたかのように解釈されてしまう可能性があります。

 

 インターネットが広く利用できる環境が整ってきました。古代の文化圏を知る上でも「音引き(おとびき)」辞書が重要です。生物は遺伝情報を継続するために生きているし、また、生かされているように思います。多様な生物の一種族である人類は、言語を取得し語り伝えることで疑似体験を可能としました。さらに、文字を使うことで集団の規模を大きくできたと考えられますし、長期的に安定して情報を伝えることができることができるようになりました。この力は、生物本来の継続の目的の一部とも考えることができます。様々な形態をもつ人類の「生産物」を保存していくことも人類の存在目的とも考えられるわけです。音の情報の保存の現状がどのようになっているのか?門外漢には分かりませんが、是非、国際協力しましょう。目先で利用価値があることは、「ユニバーサルトランスレータ」でしょう。

 

 Kanataの元々の意味は「むこう」にあるまだ見ぬ「新天地」であったような気がしてなりません。厳しく苦しい生活環境を捨て新天地を目指した集団がかつていたのではないでしょうか。我々も新たな地平を目指して前進あるのみ。08/16/2007

 

参考

Canadian Information Site

先住民に関する政府のサイト


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