じじ日報

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どの蟻が優れてる?
小学生のときに蟻を観察したことがある人は多いと思います。
何匹かのかわいそうな蟻を土をいれた瓶に入れて観察します。

このときにはどの蟻も単に蟻です、よね。
誰か一郎とか花子とか名前で呼んでいた人いますか?
もし、そんな人がいたらかなり変ですよね。蟻人化!)
どうして「変」なのかというと、擬人化するための根拠に欠けるから。
擬人化する場合には自分の中の何かをそこに見いだすことができなければいけません。
少なくとも私にはそれができません。
だから、変と言っているわけです。
同じ理由からどの蟻が優れているとか劣っているとか考えません。

私たちは、生まれて死ぬまでいつも他人との比較の中で生きています。
でも、私たちは蟻の優劣を問題としない。
全く異なるレベルの知性体からすれば優劣は問題ではありません。
種族がどう生存するのか、それが問題です。
適材適所とはよく言ったものですね。
先の蟻などは特段考えるとも思えませんが作業分担していますね。

例えば、「蟻の社会」はヒトの体に例えることができそうです。
兵隊蟻は免疫機構、働き蟻は消化器官、女王蟻は生殖器官などでしょうか。
別の視点から観察すれば、それまで見えなかったものが見えそうです。
その中での役割があるのだから、優劣の問題ではないのだ、とも。

この「蟻の社会」を私たちの体に置き換えるとどうでしょう。
胃を構成している個々の細胞は「お前は劣っている」などと「思っている」でしょうか。

同じように、ヒトという種族も様々な形で組織を形成しています。
それらの組織の中で、個人は「特別な機能」を担っています。
特別な機能の担い手としての客観的な能力が問題であって、いわゆる偏差値社会における優劣は問題となりません。

常に優劣を気にしている私たちの何と薄っぺらなことでしょう。
できることを行う。
そこに優劣など存在しない。



注1:ヒトの作ったゲームの中では優劣を競うこともある。しかし、本来の種族としの性質ではないことに注意。

注2:類人猿には競争社会もあるようだが、この問題はある種の類人猿の特徴かもしれません。


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