じじ日報

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Conglomerate
 

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kənɡlάmərət


「独立した複数の要素の固まり」を表す単語です。

ルー大柴(リンクしてあるサイトは面白いですよ!)風に言えば「Glomus(糸くずの塊)がtogetherしてる」でしょう。類義語にagglomerate(凝集塊)があります。これらの差は、構成要素の独立性でしょう。一般的には、科学にも経済学にも使うことができる単語です。


 さて、これがどうしてこれからの時事英語かというと、昨今「複合企業」と呼ばれる会社が多く存在しています。どこかに大きな資本があって、あまりにも多くの異種事業を展開する多角経営を行っていて、総体としていったい何をやっているのかやろうとしているのか分からない類の企業体です。私は、大変うさんくさいと思ってみていますが、誠実に経営されているようであれば申し訳ありません。このような企業体は一国内の組織でなくても良い訳で、多国籍複合企業もありです。


 問題は、要素としての企業が事業を行うことは目的が分かり易いのですが、そのような多くの相互の関係すら分からない企業の総体の目的は全く理解できません。これに対する恐怖心からかもしれませんが、「何か裏で糸を引く陰」を感じ、将来に不安を覚えます。

 例えば、町の不動産屋さんがあなたの隣の土地を買ったのであれば「ああそうか」で済むでしょうが、得体の知れないconglomerateが買ったとしたら、「これからいったい何がおこるのだろう」と不安にかられるでしょう。これから近い将来このようなことがあちこちで問題となるでしょう。

 このとき、そのような企業体は悪意を持っているわけではないかもしれません。しかし本質的な問題は、企業である以上利益が上がれば良い訳で、この場合には総体として利益が上がれば良く、要素企業体の目的とは裏腹の結果を招く可能性があること。決して彼らは嘘は言いませんが、ただ未来は分からないので結果として「皆さんの希望に添うことができなかった」ということも多々あると思います。私は、このような企業体は政府の監視下におくべきと考えます。特に、電気(発電)、上下水道、病院、通信などライフラインとして重要な部分や、土地や森林については資本主義を無視してでも守っていく必要があります。


 余談ですが、考え方としておもしろいものを見つけました。21世紀COEプログラムの一つで京大院文学研究科で行っていた「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」プログラムの一部であった中務哲郎先生の「文学と言語を通してみたグローバル化の歴史」のサイトの階層名がglomus。先生は、グローバリズムに飲み込まれていく固有文化を糸くずに例えたのか、あるいは、糸くずの集まったものとしてのグローバル社会を考えたのか不明ですが面白い命名です。...誰も気にはしてないだろうな..


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